産後のママさんへ
ご出産おめでとうございます!
大役を済まされ、少しホッとしているところでしょうか。
それとも、出産直後で心身ともにまだ落ち着いてない状態でしょうか。
もしかしたら、まだあちこちカラダが痛むなど、お辛いところがあるかもしれませんね。
産後のカラダに必要なことは、まず出産による疲労をとるところから。
産後1か月間はしっかりと休養をとり、赤ちゃんへの授乳とおむつがえ、そして自分のトイレ以外は、とにかく横になって過ごしましょう。
できることなら、この間の家事はすべてお休みしましょう。
特に帝王切開で出産された場合や、出産に時間がかかってしまった場合は、傷の治癒や体力の回復に時間がかかるので、とにかく無理をせず、しっかりとココロもカラダも休めましょう。
パソコンや携帯(スマホ)、テレビや読書はもちろんなしで、目を休めることが大切です。
帝王切開で出産した場合を除き、産後すぐに骨盤調整を受けても構いませんが、実績のある、信頼できる施術者や治療家にお願いしましょう。
帝王切開で出産された方は、傷が完治してからの方がいいでしょう。
赤ちゃんによっては、夜泣きが激しかったり、夜になっても眠らなかったり、なかなか授乳が思うようにいかなかったりと、ママを悩ますことも少なくありません。
また授乳や長時間の抱っこで、カラダ中が凝ってしまうことや、寝不足も産後のママの「あるある」です。
そんなときは、とにかく一人で抱え込まず、産後ヘルパーやドゥーラなどを利用して、心身ともに休む時間を確保することやご自分の負担を減らす工夫も大切です。
上のお子さんがいらっしゃる方は、特に自分のことは後回しになりがちなので、今後、何年も元気に子育てを継続していくためにも、得られる協力は積極的に受けてください。
パートナーの理解や協力を得られる場合は、出産前から様々なことを話し合い、確認しておきましょう。
そのためにも日頃からのパートナーとのコミュニケーションはとても大切です。
産後はホルモンのアンバランスにより、産後うつになることもありますので、地域の子育てセンターなどを積極的に活用したり、ママ友を作って交流したりして、悩みを1人で抱え込むことのないようにして頂きたいと思いますが、産後うつは、ミネラル不足(特に亜鉛)の場合もありますので、食生活に気をつけてください。
特に、赤ちゃんを母乳で育てたい場合は食生活は大切です。
最初の1ヶ月間は母乳が安定しないので、自分に合う食事(食材)を見極める必要があります。
乳製品は、乳腺がつまりやすく、乳腺炎になりやすいので、避けた方が無難です。
また、ママの食事によって、母乳の味が変わります。
お腹が空いているのに赤ちゃんが飲まない、授乳中に赤ちゃんの機嫌が悪くなった、というときは、その前に食べた食事の内容が、母乳の味に影響していることがありますので、何を食べると飲まないのか、ときどきチェックしておくとよいでしょう。
1ヶ月が経って、健診で問題がなければ、少しずつカラダを動かし始め、体力の回復をはかりましょう。
疲労や緊張で凝り固まった筋肉をまずは緩めてから、体調に合わせて筋力アップをしていくとよいですね。
太ったからといってダイエットをするのではなく、「新たにカラダを作り替える」という発想が大切。
産後のカラダは妊娠前と同じになることはないのですから。
既に、出産と子育てを経験されていらっしゃる方はご存知だと思いますが、子供には一人一人個性があります。
親としての「こうあって欲しい」という思いも理解できますが、その子が生まれてきた目的は、親の思いとは全く違っているかもしれません。
恐らく、親の役割というのは、その子が何のためにこの世に生を受けたのか、この子の生まれてきた目的は何だろうか、ということにアンテナを張り、それが達成されるようにサポートすることではないかと思います。
そのためには、その子のありのままを認め、受け入れるということが大事になってきますが、これはあなた自身が、同じようにご自分の親御さんにされていないと、なかなか難しいことかもしれません。
なので、もしそのような壁にぶち当たったら、ご自分は子供の頃、親にどうして欲しかったのか、ぜひとも思い出して頂いて、そのときの感情に思い切り浸り、ご自分の子供時代を癒してあげてください。
これには時間がかかることもあります。
でも、同じココロの傷を、あなたのお子さんに残さないためにも、少しずつでいいので、ぜひトライして頂けたらと思います。
いずれにしても、あなたのお子さんが、あなたの元に誕生したということは必要必然の「縁」です。
子育てほど難しいものはないかもしれず、今の日本でママほど忙しく大変な人はいないのではないかと思うくらい、本当に頭が下がる思いです。
どうか最初から完璧を目指すのではなく、できるところから少しずつ、ご自身の努力や頑張りも大いに褒めながら、歩を進めて頂きたいと思います。
私は陰ながら、あなたの頑張りを、努力を称え、応援しています!
あなたはそのままで十分、素敵ですよ!
2人目以降の妊娠をご希望の方は、「妊娠を望む方へ」をご参考になさって下さい。
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